木更津で「子ども未来キャラバン」 5市のこども食堂が運営、防災協定結ぶ

第1回子ども未来キャラバンの集合写真(提供=子ども未来キャラバン実行委員会)

「子ども未来キャラバン」が8月9日、木更津金田地域交流センター(木更津市金田東6-11-1)で開催される。運営は子ども未来キャラバン実行委員会。

 2025年3月22日に初開催し、今回が2回目となる同イベント。市原・袖ケ浦・木更津・君津・富津市で活動するこども食堂の有志が集まり企画。初回は市原市のこども食堂が主導して運営したが、第2回は木更津市のこども食堂が中心となって運営する。当日はこども食堂同士で災害時応援協定も結ぶ。

 開催の経緯について、「木更津浪岡こども食堂」(八幡台4)代表の堀切辰也さんは『2024年の年末に5市のこども食堂が集まり「チーバくんのお腹こども食堂サミット」を開催した。その中で、こども食堂が持つ人材や食料などのリソースが災害時に活かせるのではないかという話になった』と語る。『こども食堂以外にも子どもを想って活動している団体や個人は多くいる。その方たちの力も借り、5市をキャラバンのように回れればと思い、各市をまたぐ形での開催方法に決めた』とも。

 当日はエリアを3つに分け、ステージイベントや出店、防災体験コーナーなどが展開される。『夏開催のため、夜祭りスタイルの形式にした。古き良き日本のお祭り文化も味わってほしい』と堀切さん。こども食堂は「木更津浪岡こども食堂」、「こどもライオンズ食堂かずさや」(清見台南2)、「Amityいちはら」(白金町1)、「あいりすこども食堂」(蔵波台5)、「すなみダイニング」(大山野26)、「富津テラス」(大堀3)などが参加する。

 縁日エリアはアウトレット側芝生広場のスペースを活用し、やぐらやちょうちんが設置され、盆踊りやフォークダンスが行われる。ステージイベントも同時開催し、当日に参加可能な和太鼓やフラダンスのワークショップもある。ワークショップへの参加は事前申し込みが必要。詳細は公式Instagramで確認できる。

 仲見世(なかみせ)エリアは中央吹き抜け通路の両側に出店が並び、焼きそばやフランクフルト、かき氷など、約11店舗が出店する。

 若睦(わかむつ)エリアは、駐車場中央の芝生スペースで防災体験コーナーが展開される。水を使わずに利用できる防災トイレの体験や遊びの中でバランス能力をきたえる「スラックライン」、竹とうろう作りなど、楽しみながら防災意識を持てる体験コーナーが用意される。

 今後の展望について堀切さんは『各市をまたぐ活動は有事の時に協力しやすい関係性が作れる。応援協定を結び、イベントで活動費を工面できれば、こども食堂の持続可能な運営にもつながる。キャラバンとして各市の子どもたちに社会的なつながりや日本特有の文化に触れられる機会を提供していきたい。子どもを想う企業や団体、個人をつなぐ役割もになえれば』と話す。

16時〜20時。入場は無料。

子ども未来キャラバン(Instagram)

https://www.instagram.com/kodomo.mirai.caravan

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