



「麺処霧笛(めんどころむてき、以下 霧笛)」(袖ケ浦市神納1-7-18)が2025年10月1日に牛乳ラーメン特化のメニューへリニューアルする。運営は店主個人。
霧笛は2012年10月1日に福王台で創業し、2014年ごろに現在の場所へ移転した。店主は移転前の場所にあったラーメン店「一番亭」の行きつけで、同店が閉店すると聞き、跡地を継承。独学で学びながら霧笛の営業をスタートさせた。
リニューアルの経緯について、店主の島村忠通さんは『ほかのラーメン店にはない、霧笛の特徴を出すためにはどうすればいいかと考えていた。全国のラーメン店を調べたところ、牛乳を使ったラーメンを出すお店はあるが、牛乳ラーメンに特化したお店はなかった』と話す。
『13年間の積み重ねでお客さんに満足してもらえる味が提供できるようになり、袖ケ浦市を盛り上げるきっかけになればと考え、リニューアルを決めた』と語った。
霧笛でも提供されるホワイトガウラーメンは、牛乳を使った袖ケ浦発祥のご当地グルメ。平成23年(2012年)に開催された「袖ケ浦ご当地グルメ王座決定戦(袖-1グランプリ)」で優勝し、2025年現在では袖ケ浦市内で4店舗が提供する。
ラーメンは味噌が味のベースとなる。バジルや紫タマネギ、赤パプリカが乗る「霧笛ホワイトガウラーメン」のほか、マーラージャンが味の決め手の「辣醤(ラージャン)ガウラーメン」、「カレーガウラーメン」、「霧笛えびみそラーメン」、「シンプルみそラーメン」(以上850円)を提供する。トッピングはのり、チーズ、玉子(以上150円)、チャーシュー(380円)がある。
サイドメニューは、ご飯(100円、大盛り=150円)やチャーハン、チャーシュー盛り(以上700円)、ギョウザ、ミニチャーハン、ミニチャーシュー丼、ミニカレー(以上350円)がある。ミニカレーは複数種のカレールーとスパイスをブレンドし、1日以上寝かせて味をなじませる。『牛スジを入れる以外にも、牛バラを焦げめがつくまで炒めるのがこだわり』と島村さん。
ドリンクは、プレミアムモルツの生ビール(650円)やアサヒスーパードライの瓶ビール(600円)、ハイボール、焼酎(以上500円)、ノンアルコールビール(400円)、コーラ、オレンジジュース、ウーロン茶(以上150円)をそろえる。
今後の展望について島村さんは『8月にガウラーメン推進委員会を立ち上げ、より多くの人に知ってもらえるように活動を始めた。千葉の4大ご当地ラーメンと言われるようになり、ガウラーメンが袖ケ浦市に来る理由になれれば』と話す。そのほか『ジビエや魚介など、房総半島で採れる素材を使った新作メニューも挑戦していきたい』と意気込む。
営業時間は11時〜14時、18時〜21時。休業日は各種SNSで確認できる。
麺処霧笛(Instagram)
https://www.instagram.com/mendokoromuteki