
そでのわカフェの会場である袖ケ浦市役所南庁舎1階市民交流広場(提供=そでのわ)

開放窓になっていて、屋内外がつながるようになっている(提供=そでのわ)

市民活動交流会「そでのわカフェ」(袖ケ浦市坂戸市場1-1)が7月26日、袖ケ浦市役所南庁舎1階市民交流広場で開催された。運営は袖ケ浦市市民活動サポートセンター(以下、そでのわ)。
同企画は2025年4月1日、そでのわ開設とともに立ち上がり、袖ケ浦市内で活動している団体同士の交流を目的に開催される。交流広場の広さは119平方メートル、定員は50名程度。年末年始を除き、8時30分〜21時まで誰でも使用できる。
開催の経緯について、そでのわ担当者の川名亮輔さんは『そでのわが立ち上がる以前から、市民団体をサポートしていきたいという意見が担当課内で上がっていた。そでのわ開設後は登録団体も徐々に増えてきているが、認知度は高いわけではない。団体ごとのサポートだけでなく、それぞれのつながりを作る役割も担えればと思い、そでのわカフェの開催を決めた』と話す。
当日のプログラムは、奈良輪小学校の子どもたちの想いから始まった市内をユリの花でいっぱいにする活動「リリーフェスティバル」の紹介、そでのわ登録団体の活動紹介、参加者同士の交流会、市民活動アドバイザーへの活動相談などが行われた。開催時間内でキッチンカーカフェ「en.(えん)」によるコーヒーや「ふる里学舎蔵波」のパンなどの販売がされた。
リリーフェスティバルの紹介では、当時の奈良輪小学校で担任をしていた教員や東京ドイツ村の支配人などが参加。ユリの球根は交流広場横のスペースで約2万株、無料配布された。
そでのわの登録団体は15団体(7月26日時点)。環境美化に携わる「おとずれ山の会」や「ガウランド花の会」、「袖ケ浦駅前花咲か委員会」。高齢者・子どもの支援に関わる「袖ケ浦げんきか〜い」、「みんなの台所 じっか」。交通安全・防犯の「さわやかネット蔵波台」などが参加し、チラシやモニターに写した写真などで活動紹介をした。
交流会では参加者同士が自由に意見交換をし合い、市民活動アドバイザーへの相談も受け付けた。アドバイザーの1人である出口愛里さんは市内在住のデザイナーで、チラシやパンフレット、グッズの作成、ホームページのデザインなども手がける。
『固い雰囲気にならないようカフェ形式での交流会にした。登録団体である「ガウラミライカイギ」の交流会に参加し、参考にさせてもらった』と川名さん。今後については『市内で活動している団体は多数あるが、把握できていないものもある。そでのわの存在を知ってもらうよう広報活動を続け、登録数を増やしていきたい。交流を通じてコラボも生まれてくれれば』と意気込む。
市民活動サポートセンター「そでのわ」