袖ケ浦に「ケーキハウス赤とんぼ」 事業継承して1年、お菓子教室も開始

店主の山田悠史さん

 「ケーキハウス赤とんぼ(以下、赤とんぼ)」(袖ケ浦市蔵波台5-25-22、0438-62-7407)が2025年に創業50年を迎えた。運営は店主個人。

 赤とんぼは現店主の父が始めたお店で、現在の場所で営業を開始したのは1992年(平成4年)。それ以前は蔵波エリアで営業しており、洋菓子だけでなく和菓子も提供していた。

 2代目を継承した経緯について、店主の山田悠史さんは『もともとは別業種で働いていたが、早期に退職し2002年から赤とんぼに所属した。先代と衝突することも度々あったが、手を動かしてものづくりをするのが性に合っており、続けてこれた。2015年頃から継ぐことを意識し始め、少しずつ準備を進めていき、2024年にお店を継いだ』と話す。

 生菓子は、焼いた直後に-35度で急速冷凍し口溶けを良くしている「袖ケ浦プリン」(350円)のほか、「とうもろこしプリン」(350円)や「ガトーショコラ」、「ガナッシュ」、「スフレ・フロマージュ」(以上490円)、「ショートケーキ」(550円)、ホールケーキ(2,800円〜)などをそろえる。シュークリームの「蔵シュー」(390円)は、90分かけて生地を焼き上げることで水分を飛ばし、ザクザクした食感とクリームとのコントラストを味わえるよう工夫している。

 焼き菓子は、「マドレーヌ」や「フィナンシェ」、「フロランタン」、「ガレット・ブルトンヌ」(以上260円)、「サヴァラン」(500円)などがある。「マカロン」(260円)はいちごやバニラ、抹茶、ショコラなど複数種のフレーバーを用意。『焼き菓子はお客さまが手に取るまでに時間がかかることを想定し、しっかりと火入れをしている。小麦粉の香ばしさも味わってもらえたら』と山田さん。

 今後の展望については『若い頃は新作を食べてもらいたいと必死だったが、今は定番メニューがおいしいお店だと認識してもらいたい。その一環として、2025年7月からお菓子教室を始めた』と語る。

 『こども食堂の支援なども行なっていて、地域のゆるやかなつながりを大切にしていきたい。クリスマスのシュトーレンなど、季節限定メニューも楽しんでもらえれば』と話す。

営業時間は木曜〜月曜の10時30分〜18時(変更の場合あり)。火曜・水曜定休。

ケーキハウス赤とんぼ(Instagram)

https://www.instagram.com/aktonbo

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